東洋医学松柏堂医院

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2013.7.1
東洋医学松柏堂医院のホームページををリニューアルしました。
2013.7.1
東洋医学松柏堂医院のドメインがshouhakudou.comに変わりました。

「こんなによくわかる長唄1 義経弁慶ものがたり」



著:中村篤彦
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長唄の中のことばを単語単位で丁寧に解説。長唄を知らなくてもよくわかる!曲の中にある歴史や物語、その背景は思わず誰かに話したくなっちゃいます!

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当院のご紹介

  長年、中国医学(漢方医学)を学び実践してきて、辿り着いたのは「天人合一」思想でした。古代哲学では「天と人」を同一視することは洋の東西を問わず珍しいことではありません。しかし漢字文化の中国を中心に、天と人の両方に共通して充満しているのは「気」だ、という「天―気―人」の医学思想はやはり独特です。

  わけてもその漢字を吸収し「和語の中の漢字」にしてしまった日本では「気」という文字に多様な意味を持たせ、歴史的に「気の文化」を形成してきたと言えます。 「気持」のような「気○」の熟語は40語以上、「病気」のような「○気」は実に150語、「気」を含む三文字、四文字熟語をいれると200以上が普通の字典に収録されています。それに「お気にいり」のような和語の慣用句を加えると「気の文化圏」という言い方が大袈裟ではないことが判ります。
  あわてて補足しますが「病気」は「気の文化」の範囲内のできごとですが、よく言われるように、病は「気の所為」ではありません。「きのせい」と言ったときには、「身体の病」は「気持の病」が原因になる、「病」は「気」からという発想で、これは心・身の二元論つまり西洋近代医学的な思想です。
  「病気」は、たしかに「気」が病んでいるのですが、その「気」は古人が考えた物質の最小単位です。身体の最小単位も、気持の最小単位も共通して「気」なのです。ヒトの内臓は、そのような「気」を内に蔵しているから「内蔵」なのです。心身二元論に対して、心身一如の「気の文化圏」の医学思想です。

  当院は毎週火曜日の診察しかありませんが、皆さんの「病」に「気」の交流をつうじてお役に立ちたいと願っています。

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